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パラクライミング世界選手権報告

7月21日帰国しました。遅くなりましたが、結果報告です。

7月18、19日にパラクライミングがイタリア・アルコで行われました。18日はスピードがありましたが、日本・ドイツチームは関心がないためエントリー無し、ちょっとだけ見ました。なんと、車椅子の方も出場しておりました。本当に登れるのかと思ったが、やっぱり登れなかった。ビレイヤーが二人がかりで引っ張り上げていた。やや興ざめでしたが、地元のギャラリーは拍手喝采だった。
19日はディフィカルティ競技。全部で4ルートがあり、カテゴリー別で2つのルートを登る。ブラインド部門は垂壁2本、アンプティ(足切断者)は垂壁左(5.10a)、前傾壁左(5.10c)の2本を登る(グレードは個人的な感覚です)。共に簡単なルートのため5人中3人(日本、ドイツ、スペイン)が全完登しました。
全員の競技終了後、ブラインドB1(全盲)とアンプティに完登者が複数出たためにスーパーファイナルになりました。その頃から俄にかき曇り強い雨も降ってきた。そんな中スーパーファイナルがスタート。ルートは前傾壁右ルート。見ただけで一番難しいというのがわかる。
最初はドイツのアレクサンダー。ギャラリーの反応からして完登はならなかったようだ。続いてスペインのウルコ。昨年、習志野大会で優勝を分け合った仲だ。彼なら完登すると思ったが登れなかったようだ。何処まで登ったかは今のところ判らないが、完登を目指して登るだけだ。もう、何時間もオブザベーションしているのでほぼムーブは出来上がっている。
思いの外ホールドはガバの連続。あと、3手まで来たところで急に悪くなったが、右足の私にとってジャストな場所にあり余裕でゴールをゲットしました。思わずガッツポーズしました。ついに単独首位です。というか2連覇ですね。
最後にブラインドB1のファイナル。日本人同士でワンツーフィニッシュしました。優勝者は小林選手。共にスポンサーのテナヤのクライミングシューズを履いてのクライミングです。やはり、テナヤは最高です。


パラクライミング世界選手権報告_a0108606_1615756.jpg

で、写真は表彰式です。やはり、表彰台の一番高いところに立つのは気分の良いものです。左が二位ウルコ(スペイン)、右が三位のアレクサンダー(ドイツ)。共に30歳です。私の息子のような歳です。ちなみに私は58歳。まもなく還暦です。


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テナヤ
城南治療室
by dead-point | 2011-07-23 16:26 | Mono